

>>top profile / F.o.R. / strategist /
books / monograph
→ 'essay' 一覧へ
随想 葉月 |
夏休みをテーマにしたTVゲームが売れているようです。購買層は30〜40歳を中心とした世代が主力となっているなどとニュースで報じられていました。考えてみると不思議な話です。彼ら(或いは我ら)は、そもそも少年期にTVゲームなどというもので遊んだ経験などありません。もっぱら、遊びとは戸外での活動を意味したものでした。ゲームセンターの類はありましたが、そこは、メカ主体のローテクが支配する世界でした。ピンボールやスマートボール、ミニパチンコなど、また、名前は覚えていないのですが(というより、一般的な呼称があったかどうかさえ定かではないのですが)おもちゃのオートバイや車を、回転するローラー布に描かれた道路上を正確に走らせて得点を競うゲーム機などが、繁華街の少しさびれた感じの店や温泉旅館などにありました。一時のブームで終わったのですが、リモコンレーシングカーのサーキットなどもありました(ミニ四駆とは似て非なるもの)。
僕はと言えば、もっぱら麦わら帽子を被り、右手に補虫網(ワープロで補注網としか出ないので、ガックリきている私がここにいる)、肩には胴乱(これまた、ワープロで動乱としか出ない。植物採集に用いる円筒状・長方形の携帯具のことです)を下げて、
それでも、雨の日は戸外という訳にはいきませんし、夕立もあります。そんなときの僕の楽しみは何といっても「図鑑」でした。 |
|
ツクツクボーシの声が再び大きくなって雨が上がったことに気付けば、物語の世界は終わりです。
|
|
|
© 2002 ynishioka.
![]() |
→ 'essay' 一覧へ |